歌詞になれたらいいのに

                                       ・・・・ と思う詩に曲をつけていきます

宵の月

 

   月のうさぎ


 

 蒼い大きな満月の夜

 突然うさぎは落ちてきた

 そっと微笑むまぼろしの

 流れる星を追いかけて


 空から降りたその場所は

 橋をはさんで隣町

 夜の帳になじんだ頃の

 賑わう調子 華の宴


 いくつか夜を追い越して

 戻れない身体に涙溢れた

 もしも神様がいるのなら

 戻りたい私を月に返して



 オレンジの大きな満月の夜

 うさぎは橋を渡ってきた

 背中に月の明かりをしょって

 あきらめ半分この町に


 橋の途中で自分の影を

 踏む足ふと見て気がついた

 誰かが落とした壊れたハート

 かすかに揺れる風の舞


 ほんの一人の心より...

 ためらう前に拾い上げ

 もしも神様がいなくても

 一人より二人の方がいい



 今では大きな満月の夜

 うさぎは幸せを確かめる

 胸にしまった大切なもの

 離さない離れない宵の月

  

テーマ:作詞・作曲 - ジャンル:音楽

  1. 2016/03/29(火) 00:10:23|
  2. 歌詞になれたらいいな
  3. | コメント:1
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コメント

きれいな4行詩ですね。

日本語は5,7を基本にすると、
きれいなメロディーとリズムが生まれます。
お見事です。
幻想的な月夜を背景に、
真っ白な月のウサギが、
懐かしいふるさとを憧憬する、
夢のようなヴィジョンが広がりますね。
殺伐とした今の時代に、
優しい夢の世界を提供できる。
すばらしいお仕事だと感心致します。
  1. 2016/04/21(木) 18:40:35 |
  2. URL |
  3. 「現代謡曲集 能」の翁 元雅です #-
  4. [ 編集 ]

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